「不思議を売る男」という小説が超良質で面白い

あまり有名じゃないんですけど、「不思議を売る男」という児童小説が僕は大好きなんです。

ガーディアン賞、カーネギー賞という、いずれも歴史のある児童文学賞を受賞しています。 翻訳者は金原瑞人。

「宝島」、「タイムマシン」等で有名な人ですね。

<あらすじ>

 エイルサはある日、図書館で不気味な男、MCC・バークシャー(↑の緑ジャケットの男)に出会う。 本の国から来た、というその男はエイルサの母親が営む貧乏アンティークショップに転がり込み、居候となる。

そして男は居候となるかわりに、店にあるガラクタを販売する事になった。

 その営業トークが一風変わっていて、MCCはガラクタにまつわる”嘘の逸話”を客に語ると客はその話に惚れ込んでしまい、買っていくのだった。

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この本の魅力は、何と言ってもそのガラクタにまつわる”逸話”。

逸話には、推理物、幻想物、恋愛、成長物語、親子愛、ホラー、と多種多様あってどれもが最高にクオリティが高いです。

一つの小説にこれほどの話の振り幅があるのは、浅田次郎の小説を読んでいるようです。

特に僕が好きなのは、「鉛の兵隊[誇りの話]」と「鏡[虚栄心の話]」

「鉛の兵隊[誇りの話]」は厳格な軍人の父親と、気弱で優しい息子が主人公。 父親は息子を戦争に送りたいが、息子は医者になりたい。 決着を付けるため、その場にいた叔父が「ゲーム」を提案する。 それは鉛の兵隊を使った「戦争ゲーム」だった… という話。

父親が息子の優しさに気づくシーンが最高!

あと叔父さんがかっこいい。 古本、とかアンティーク、という言葉にゾクッとする。

という人はオススメですね。

ラストもびっくりな作品です。このラストは僕はあまり好みじゃないんですけどネ。

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